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体操をした後に「痛みがゼロにならない」と落ち込んでしまう人の思考の癖

体操をした後に「痛みがゼロにならない」と落ち込んでしまう人の思考の癖

「体操をしても痛みが取れない。」
「痛みがゼロにならない。」

体操を頑張っているのにも関わらず、成果が感じられずにガッカリしたことはありませんか?

思うような成果が得られないと、
「自分の何がいけないんだろう・・・」とか「やっぱり私はダメなんだ・・・」と
落ち込んだり、悲しくなったり、
前に進めるどころか、心が折れそうになりますよね。

私も同じ経験を幾度もしてきたので、お気持ちよーくわかります。


今回のblogでは、
体操をした後に「痛みがゼロにならない」と落ち込んでしまう人へ向けた
解決へのヒントをお伝えしたいと思います。


突然ですが、ここに首の痛みを取る体操をした人が2人いるとします。

そして、
Aさん・Bさんの両者とも
体操前の首の痛み:ビフォー「9」

体操後の首の痛み:アフター「4」
という結果になったとします。


この時
Aさんは、「痛みが”5”も減った。」と喜びますが、
Bさんは、「痛みが”4”も残ってる。」と落ち込んでいます。


さて、
同じ体操をしてビフォーアフターの数字も同じ、両者ともに体操の効果が出ているのにも関わらず、
なぜ喜ぶ人と落ち込む人に分かれるのでしょうか・・・

実際に私が講師を勤める体操教室の現場でも、このふた通りに分かれるケースが多々あります。
(変化を感じられない人もいますが、ここではあえて書きません)


実はこれ、その人特有の「思考の癖」が関係しています。
心理学の世界では「認知の歪み」と言ったりもしますが、
これは「痛み」を感じた時に無意識に繰り返している思考のパターンなのです。

わかりやすく言い換えると、
私たちは体操をした後に、
【減った痛み】にフォーカスするか?
【残っている痛み】にフォーカスするか?
その人特有の反応を無意識に繰り返しているに過ぎないのです。

そして、【残っている痛み】にフォーカスしがちな人は
「体操をしても痛みがゼロにならない=体操は失敗だ」
「痛みが”5”減ったとしても、それは成功ではなく失敗だ」
という極端な捉え方をして
失敗した自分を責めたり、成功できるまで(痛みがゼロになるまで)自分を追い込んでしまいがちです。

痛みゼロを目指して何をどれだけ頑張っても完璧な結果(100点満点)を得られないので
ご本人は苦しくて苦しくて仕方がないのですが、
それでもまだご自分を追い込むケースは少なくありません。

特に、幼少期に良い子ちゃんになろうと頑張ってこられた方は
このように自分自身に厳しくなる傾向にあります。

そして、この無意識に繰り返してしまう自分への厳しさが、見えないストレストとなり新たな痛みをつくるのです。


しかし、Aさんのように【減った痛み】にフォーカスできるようになれば、自分の努力を認めやすく自信にも繋がります。
成功体験が増えることで、腰痛ゼロの身体を手に入れるまでの道のりがグッと縮まります。


ここまで読まれて「まさに私のことだ」と不安になっている方がいらっしゃるかもしれません。
でも、安心してください。

この思考の癖は年齢関係なく修正する事が可能です。

「痛みが取れないのは歳だから」とか、「身体が悪いからだ」などと諦めず、
まずはこの思考の癖に気づく練習から始めてみて下さいね^ ^


では。